人気ブログランキング |

本日も「まっ、いいか」

dtohyaji.exblog.jp
ブログトップ
2012年 11月 28日

人間らしい心とは?




「人間とは、心を動機として行動する生き物である」

「心は歴史の産物である」


心にスポットライトをあてて
「人間とは何か」と、人類史を追う
NHKスペシャルの『ヒューマン なぜ人間になれたのか』の
取材班が書き下ろした本を読んだ。


『ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか』である。


いままでのように、考古学や人類学が
メインではない。

その他に、心理学や遺伝子学、経済学、脳科学も加え
さまざまな視点から「人間とは何か」に迫っている。

だから、単純に
「二足歩行」から「言葉を話す」「道具を使う」
「狩猟採取から農耕へ」というものではないところがいい。


4つの章に分かれていて
第1章が、アフリカから旅立つ狩猟採集時代。
第2章が、飛び道具を持ち世界中に広がる時代。
第3章が、農耕時代。
第4章が、都市とお金が生まれた時代。

とにかく、人間の心を追う。


分かち合う心が、欲望へと加速していく。
人類の進化と心の変化が、とても興味深い!


たとえば、
乳幼児は、最初、あらゆるものを口へ入れようとする。
これは、生きるためだ。

次のステップは
「はぁ〜い、これあげる」というように、
ニコニコしながら、自分が持っているモノを差し出し
分かち合おう(分けよう)とする。

この乳幼児の行動は
どの国でも、どの大陸でも、
そう、すべての人間に見られる行動だという。

「分かち合う」「助け合う」ということが
DNAに刻み込まれているらしい。


しかし・・・。

進化とともに、心が・・・。

心があるから、人間なのだが
心があるから、争いが起きる。
環境が破壊される。
格差が生まれる。
不安も生まれる。

幸せを感じられる。
分かち合える。
助け合える。


厄介だけど、素敵でもあるのが「心」だ。

脳の進化とともに、心も変化する。

その「心」を知ることや意識することは
これからの時代に必要なことかもしれない。


テレビ番組を見た人でも、テレビでは放送できなかった
取材話などが含まれていて、面白いと思う。



心について考えるひとつのアプローチとして
とても興味深く、面白いと思った。



そうそう、この本を読んでいて
なぜか、NHKに入りたいと思った。

もう無理だけど、
生まれ変われたら、学生時代にもう少し勉強して
NHKのドキュメンタリー制作部に入りたいと!
ちょっと、思ってしまった。




* 本筋ではなく、枝葉の話としてちょっと書かれていたのだが
アボリジニが「スポーツハンティング」の対象として
入植者によって、銃で大量に殺されたという一文があり、
なんなのかと・・・。
強制移住や隔離、差別だけではなかったのかと。
まぁ、この時代の先住民族はね。




「心は化石として残るものではなく知ることは難しい」としながらも、その心に迫っている!
a0206939_23594937.jpg


by sdkmi | 2012-11-28 00:04


<< 富山ブラック      東京スカイツリーと東京タワー >>